見積や建物調査を依頼する前に、お客様の建物と同等規模の施工実績を確認しましょう。

各工事会社によって得手、不得手がございます。場合によっては、施工中の物件や施工済みの現場見学を依頼することも良いでしょう。

多くの実績から失敗や成功を繰り返し、ノウハウを築いている工事業者を探し出し相談しましょう。

工事業者側としては厳しいことですが、お客様が比較対照とする業者が無ければ、何の検討も出来ません。また、工事業者同士のサービスレベルの向上にもつながりますので、数社から相見積を取得をしましょう。

見積り依頼は、後に比較しやすいように改修部位ごとに項目を決るなどすると良いでしょう。提出された見積については、工事項目や価格をしっかり確認し、疑問点や価格の差について納得の行く説明を受けましょう。

価格については、高い金額を提示された側への質問が多くなる場合が多いようですが 安価な場合の理由についても、しっかりと説明を受けましょう。

ここまでのやり取りでお客様が信頼できる業者なのか、ある程度の判断が出来るのではと考えます。

実際に工事が行われた際に、工事に関する居住者様側の注意点、作業員側が配慮する点、その他様々な疑問や心配ごとについて、積極的に質問しましょう。工事期間中のお客様との窓口になる重要な現場責任者ですから、人柄などをしっかりと吟味しましょう。

財務内容などを信用調査会社へ確認することも出来ますが、万が一施工途中で工事を依頼した会社が倒産することは、昨今では珍しいことではありません。そうした場合の保証の仕組みや、保証制度などについても納得行く説明を受けましょう。